看護師の松村です。
約2年前からのBCP策定と避難訓練について弊社の動きをまとめてみました。
とくに避難訓練を通しての経過と今後の課題が浮き彫りになったことについて記載しております。
長めの3部構成ですがどうぞよろしくお願いいたします。
~第1部~
事の始まりは2021年度の介護保険制度改正。
このとき、すべての介護保険事業所において感染症・自然災害対応のBCP(事業継続計画)策定が義務となった。
自然災害と新型コロナウイルスの影響と思われる。
ちなみに準備期間(猶予期間)は3年。
(このBCPは従前からあった災害対策や緊急時対応に事業継続を結び付けたもの)
当事業所では改正直後に厚労省のガイドラインに沿い、同年6月に感染症・自然災害対策委員会(BCP)を発足し毎月の委員会活動を通して、約半年でBCPが暫定的に完成。
以降は備蓄の見直しやライフライン対策等、厚生労働省より提示された基本マニュアルに沿ってBCPの見直しを行ってきた。
今年(2023年)は3.11を迎えるタイミングで、BCPの完成度が高まったことを受け、前年までとは異なる防災訓練を実施することを計画。
状況設定は台風等の水害を想定し荒川の堤防決壊可能性ありとした。
(弊社は荒川近くでハザードマップ上浸水地域)
訓練の流れとしては…
1 防災統括責任者よりグループLINEを通じて全職員に一斉連絡
2 各職員がフォーマットに沿って返信
3 事業所では災害持ち出しリストに沿って車に荷物を積み込み
4 車で高台まで必要物品等を移動
スタッフには当日の流れは事前周知せず、訓練時にBCP委員が指示をしながら行うことで、リアルな訓練をすることを目的とした。
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こちらが緊急時連絡網の中身
看護師 松村
(BCPと避難訓練②に続く)