こんにちは安見です。
訪問看護師からの発信で患者さまのADLが拡大した事例を紹介します。
H29.12月より排便コントロール目的で当事業所利用開始した方です。
佐藤様(仮名)70代後半の女性
5年ほど前に左大腿骨骨折により人工骨頭置換術
その後も転倒を繰り返し2年前には恥骨・坐骨骨折
「また転んだら大変だ!」と言うことで、ほとんどベッド上の生活。
動くのはポータブルトイレくらいで10歩ほど。
しばらく介入したH30.9月に担当看護師の交替に伴い、再度本人や家族からお話しを伺うと、2年前の骨折を期に 体重↑ HbA1c↑ 血糖値↑。
家族は「食事内容にはかなり気を配っているけど、どうしてこうなるの…」と頭を悩めている様子。
訪問看護の際にもリハビリの内容を入れたりしましたが、これは圧倒的に運動量が足りていないということでPTの訪問がスタート。
リハビリの目標は活動量を増やして3ヶ月で2キロ減量としました。
リハビリは頑張ってやってくれました。
しかし…
それ以外はベッドに寝ているという生活で…
それではあまり意味がありません!
看護師が「デイサービスでは平行棒を歩いているよ」と聞きつけ、本人にちょっと歩いてみる?と手引き歩行を促すと…
歩けるじゃないですか!!
本人と家族の意向を確認して、ピックアップ歩行器を使っての歩行練習が開始となりました。
とても上手に歩けます。
これなら家族の見守りでも大丈夫!
それまでレンタルしていた室内用の車椅子は返却、ピックアップ歩行器をレンタルしました。
妻が歩いている姿を見て夫はとっても喜んでいます。
喜んでいる夫を見て妻も笑顔になります。
ますますやる気になり、本人のやる気スイッチON
自主トレーニングで歩いた回数をノートに書いて訪問のたびに見せてくれます。
日中の活動性・運動量が上がり、あとは 体重↓ HbA1c↓ 血糖値↓となってくれたら万々歳です。
次回に続く・・・
看護師:手嶋 理学療法士:安見