先日レンタル中の車椅子の駐車ブレーキレバーが破損したとの連絡があった際の対応です。
機種は室内用の6輪タイプだったのですが、長くお気に入りでご使用していただいており、
既に廃版商品であったため、代替え機も部品も全く無い状況…。
以前から、もしもの時に対応が難しいため他事業所さんを含め6輪機種をいくつも試してもらいましたが、よいと言っていただけるものが見つからず、故障しないことを祈る日々でした。
さて、困った…。
とりあえず、カタログを片っ端からひっくり返し、条件に合いそうなものを選定。
翌日にデモ対応を行えるように手配し、破損したブレーキがとりあえず使えるようにしなくてはなりません。
写真の様にポッキリ取り付け部分から折れてしまっており、折れた先をつまめる部分が無いため、ネジ山(でいいのかな?)を取り出すこともできず…。
下が折れたレバー氏
さて、困った…。(犬のおまわりさん状態。)
対応として。
ブレーキの可動部に手持ちの14ミリのメガネレンチをはめ込んで固定し、握る部分にクッション材を巻きつけてブレーキを動かせるようにしてみました。
こんな感じ
(センスなさすぎで見栄えがとても悪いので写真は撮りませんでしたが…(-_-;))
翌日デモ対応で再訪問するまで、幸いにも外れずしっかり働いてくれたようでした。
こんな時、ベテランの専門相談員さんはどうやって対応しているのでしょうか…。
変装してあちこちの事業所さんに同行してみたいと思ってしまいますね。
因みに。デモの6輪車は残念ながら今回も×。小回りが利かなくても大丈夫とのことで、自走用車椅子にキャスタータイプの転倒防止バーをオプションしてとりあえずOKをいただきました。
福祉用具 壁谷